プロゲーマーの年収【全体像】
プロゲーマーの収入源とは？
プロゲーマーの年収は以下の4つの収入源から成り立っています：
- スポンサー契約
所属チームや個人契約を通じて企業から得る収入。
特にトッププレイヤーや人気のあるゲームタイトルの選手は、契約料が高額になる傾向があります。
さらに、選手自身がSNSや動画配信で自己プロモーションを行うことで、スポンサーの評価が上がり、契約額が増加することがあります。 - 大会賞金
国内外のeスポーツ大会での成績に応じて支給される収入です。
特にフォートナイトやDOTA 2のような世界規模のゲームでは、優勝賞金が数億円に達することもあります。
小規模な大会でも頻繁に参加することで、安定した収入を得る選手もいます。 - 動画配信・広告収益
YouTubeやTwitchなどの配信プラットフォームでの収益が大きな柱となっています。
人気の配信者は広告収益だけでなく、視聴者からの投げ銭やメンバーシップ収益も得られるため、収入の幅が広がります。
定期的な配信やユニークなコンテンツの提供が成功の鍵です。 - イベント出演料・講演料
eスポーツ関連イベントや講演会での出演料も重要な収入源の一つです。
特に、プレイヤーが大会での実績や知名度を持っている場合、出演料が高額になる傾向があります。
また、企業のプロモーションイベントへの参加や、ファンミーティングを開催することで追加収益を得ることも可能です。
プロゲーマーの年収ランキング【日本編】
それぞれのプロの年収については公表されていないので詳細な年収は不明ですが、獲得した賞金の総額は以下のように公表されています。
トッププレイヤー一覧
| 順位 | プレイヤー名（ID） | 総獲得額（円） |
|---|---|---|
| 1 | かきP | ¥182,128,376 |
| 2 | ふぇぐ | ¥148,739,000 |
| 3 | ガチくん | ¥95,911,296 |
| 4 | むぎ | ¥90,464,332 |
| 5 | ときど | ¥90,446,223 |
| 6 | 翔(かける) | ¥67,720,847 |
| 7 | Reiji | ¥66,330,548 |
| 8 | Duelo(どぅえろ) | ¥63,064,889 |
| 9 | Tensai | ¥63,046,124 |
| 10 | ねぎま | ¥60,930,861 |
10位以降を表示する
| 順位 | プレイヤー名（ID） | 総獲得額（円） |
|---|---|---|
| 11 | glory | ¥58,903,116 |
| 12 | Title | ¥56,525,652 |
| 13 | posesi | ¥54,138,990 |
| 14 | Devine | ¥51,550,454 |
| 15 | sitetampo | ¥50,881,003 |
| 16 | SaRa | ¥49,242,357 |
| 17 | Achapi | ¥42,509,320 |
| 18 | ふ〜ど | ¥41,329,274 |
| 19 | 梅原大吾 | ¥39,785,415 |
| 20 | ももち | ¥37,957,287 |
| 21 | かずのこ | ¥35,225,951 |
| 22 | Naoto | ¥34,276,042 |
| 23 | Moya | ¥32,969,503 |
| 24 | jupi | ¥30,505,796 |
| 25 | Japan Kawano | ¥30,130,330 |
こうして見ると、かなりのプロが多額の賞金を獲得していることがわかります。
このような多額の賞金を獲得しているプロは日々の鍛錬と研鑽を欠かさず、たゆまぬ努力でセンスを磨き続けてきた人達ばかりです。
しかし、どんなことでも努力を重ねればその道を極めることは可能でしょう。
努力次第で道を開けるのであれば、とても夢のある職業だと思いませんか？
プロゲーマーの年収ランキング【世界編】
| 順位 | 国籍 | プレイヤー名（ID） | 合計収入（円） | 主なゲーム | ゲームからの収入（円） | ゲーム収入割合 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | デンマーク | N0tail（Johan Sundstein） | ¥1,048,887,805 | Dota 2 | ¥1,047,175,777 | 99.84% |
| 2 | フィンランド | JerAx（Jesse Vainikka） | ¥947,047,101 | Dota 2 | ¥946,966,982 | 99.99% |
| 3 | オーストラリア | ana（Anathan Pham） | ¥879,564,146 | Dota 2 | ¥879,564,146 | 100.00% |
| 4 | フランス | Ceb（Sébastien Debs） | ¥868,093,039 | Dota 2 | ¥868,093,039 | 100.00% |
| 5 | フィンランド | Topson（Topias Taavitsainen） | ¥861,226,348 | Dota 2 | ¥861,226,348 | 100.00% |
| 6 | ロシア | Miposhka（Yaroslav Naidenov） | ¥855,727,079 | Dota 2 | ¥855,727,079 | 100.00% |
| 7 | ロシア | Collapse（Magomed Khalilov） | ¥816,024,822 | Dota 2 | ¥816,024,822 | 100.00% |
| 8 | ウクライナ | Yatoro（Ilya Mulyarchuk） | ¥815,281,116 | Dota 2 | ¥815,281,116 | 100.00% |
| 9 | ウクライナ | Mira（Miroslaw Kolpakov） | ¥812,177,632 | Dota 2 | ¥812,177,632 | 100.00% |
| 10 | ドイツ | KuroKy（Kuro Takhasomi） | ¥773,722,451 | Dota 2 | ¥773,611,734 | 99.96% |
トッププレイヤーの収入は桁違い？
デンマーク出身の「N0tail（Johan Sundstein）」選手は、合計収入が約10億円に達しています。
この驚異的な金額のほとんどが『Dota 2』からの賞金であり、その割合は実に99.84%にも上ります。
また、フィンランドの「JerAx（Jesse Vainikka）」選手も、約9億円の収入を誇り、その99.99%が『Dota 2』からの収益です。
これだけ高額の収入をほぼ一つのゲームから得るということは、eスポーツのプロシーンがどれだけゲームに集中して取り組んでいるかを示しています。
JerAx選手は、かつてOGチームの一員として数々の大舞台で活躍し、eスポーツ史にその名を刻んでいます。
「Dota 2」が収入源のトップに立つ理由
リストに載っているプレイヤーの全てが『Dota 2』を主要な収入源としていることは、このゲームがいかにeスポーツ業界において重要な地位を占めているかを物語っています。
ana（Anathan Pham）選手やCeb（Sébastien Debs）選手など、収入の100%を『Dota 2』から得ている選手も少なくありません。
これだけ多くの高額賞金トーナメントが開かれているのは、『Dota 2』コミュニティの強さと、その競技性の高さが背景にあります。
プロゲーマーの年収【中央値】
日本のプロゲーマーの年収中央値は約300万円～400万円。
トップ層以外は副業を兼ねていることが多いです。
副業の中には、配信活動やゲーム関連グッズの販売なども含まれます。
特に、安定した年収を得るためには多角的な収益モデルの構築が重要とされています。
プロゲーマーの年収の増やし方
- 配信やSNSを活用してファンを増やすことが重要。
- 大会に積極的に参加し、スポンサーからの注目を得る。
- 新しいプラットフォームやサービスを利用し、視聴者やファン層を広げる。たとえば、ショート動画形式のプラットフォームでの活動も効果的です。
プロゲーマーの年収【ゲーム別】
プロゲーマーの年収【ポケモン編】
ポケモンでは、公式大会での賞金規模が小さいため、年収はスポンサー契約と配信収益に依存します。
これにより、配信活動を強化し、スポンサー契約を獲得することが主要な収益戦略となっています。
また、ポケモンの大会は地域ごとに異なるため、海外大会に積極的に参加することでさらなる収益を見込むことも可能です。
プロゲーマーの年収【スマブラ編】
スマブラは競技人口が多いものの、大会賞金は比較的小規模です。
トッププレイヤーでも年収500万～1,000万円程度が平均ですが、競技以外での活動も重要です。
たとえば、SNSや配信プラットフォームでの活動を通じてファンを獲得することで、安定した収益を確保することが可能です。
特に、スマブラのコミュニティはファン層が厚いため、スポンサー契約にもつながりやすいといえます。
プロゲーマーの年収【ヴァロラント編】
ヴァロラントは競技シーンが急成長中であり、トッププレイヤーはスポンサー契約を含め、1,000万円以上の収益を得ています。
新規参入者でも十分なチャンスがあり、チームのサポートや大会での実績が収益に直結する特徴があります。
また、ヴァロラントの大会は多くの地域で開催されており、国際的な活動が収益を大きく押し上げる要因となっています。
プロゲーマーの年収【APEX編】
APEXは特に大会賞金が高額で、人気プレイヤーは動画配信収益も合わせて数千万円の年収を得ています。
APEXの競技シーンはチームベースの大会が主流であり、戦略性とチームワークが重要です。
そのため、個人のスキルだけでなく、チーム全体の調和が収益に直結します。
また、APEXは動画配信での視聴者数が多く、配信者としての活動も大きな収益源となります。
プロゲーマーの年収【フォートナイト編】
フォートナイトは大会賞金規模が非常に大きく、世界的に見ると数億円を稼ぐプレイヤーもいます。
特に、世界大会での成功がスポンサー契約やメディア露出に直結し、これがさらなる収益拡大につながります。
また、フォートナイトはカジュアルプレイヤーからの支持も強いため、配信活動でファン層を広げることが収益の安定化に寄与します。
プロゲーマーの年収【スプラトゥーン編】
国内中心の競技シーンで、トッププレイヤーの年収は数百万円程度が平均です。
しかし、スプラトゥーンは日本国内での人気が非常に高く、スポンサー契約を得る可能性が他のゲームに比べて高いといえます。
また、ファン層との交流イベントや地域大会への参加を通じて、さらなる収益機会を得ることが可能です。
その他のゲームタイトルにおけるプロゲーマーの年収
| ゲームタイトル | 年収の傾向 | 特徴と収益ポイント |
|---|---|---|
| PUBG | トップ層で年収1,000万円超 | 大会賞金やスポンサー契約が収益の主な柱。安定した競技シーンが確立されている。 |
| リーグ・オブ・レジェンド | トップ層で年収1,000万円超 | 世界的な競技人口と視聴者数が多く、スポンサー契約が非常に多い。大会以外の配信活動も重要な収益源。 |
| オーバーウォッチ | トップ層で年収1,000万円超 | チームベースの大会が主流で、スポンサー契約やストリーマー活動を通じた収益が大きい。 |
PUBG、リーグ・オブ・レジェンド、オーバーウォッチなどもトップ層では年収1,000万円を超えるケースが一般的です。
これらのゲームは競技シーンが確立されており、安定した収益を得ることが可能です。
さらに、これらのゲームでは大会以外にもストリーマーとしての活動が重要であり、配信を通じて追加収益を得るプレイヤーが多いです。
プロゲーマーの年収に影響を与える主な要因
- ゲームタイトルの人気度：特に視聴者数やプレイヤー人口が多いタイトルはスポンサー契約が得やすい。
- 大会の規模と賞金総額：大規模な国際大会への参加が年収に直結する。
- 配信プラットフォームでのフォロワー数：ファンとのつながりが収益の安定化に寄与する。
プロゲーマーになるには？
プロゲーマーになるための条件
- ゲームでの高い技術力：上位ランクや大会での実績が必要。
- チームやスポンサーとの契約を得るための交渉力：自身をアピールする能力が求められる。
- 継続的な努力：技術の向上と自分のブランディングを同時に行う必要がある。
プロゲーマーに必要なスキルと活動
- ゲームスキル以外に必要な能力：配信スキルやSNS運用スキルが求められる。特にファンとの交流を深めることがスポンサー契約の鍵。
- 多方面での活動：ゲーム大会だけでなく、イベント出演や配信活動を通じて認知度を上げる。
プロゲーマーとして安定収入を得るための戦略
- 配信活動を軸にした収益構造：定期的な配信でファン層を維持しつつ、スポンサー契約を拡大。
- メディア露出の拡大：テレビや雑誌など、ゲーム以外のメディアにも出演し、知名度を向上させる。
- 収入源の多様化：グッズ販売やメンバーシップサービスの活用で、収益を安定化させる。
プロゲーマーの年収について:まとめ
プロゲーマーの年収は大きく差があり、数百万円から数億円に及びます。
収入源を多様化することで安定した年収を目指せる可能性があります。
また、ゲームスキルだけでなく、配信活動やSNSでの自己プロデュース能力が重要です。
これからプロゲーマーを目指す方は、技術力と同時に多方面での活動を意識し、自分自身をブランディングしていく必要があります。